今、オフィスに置いてあるUTMやルーターの型番を確認してみてください。
もし以下の機種が入っているなら、この記事は「今すぐ」読むべき内容です。
- FortiGate 60E / 80E / 100E → 2026年中にサポート終了
- FortiGate 30E / 50E → すでにサポート終了済み
- YAMAHA RTX810 → 販売終了・後継機RTX830/RTX840に移行済み
- サクサ SS3000 / SS5000 → 旧世代モデル、更新対象
「まだ動いてるから大丈夫」と思っていませんか。動いていることと、守れていることは全く別の話です。
サポートが終了した機器は、新しいウイルスの定義が更新されません。ランサムウェアの新種が出ても、その機器は検知すらできない。まさに「鍵が壊れたまま営業を続けている店舗」と同じ状態です。
この記事では、情シスがいない中小企業(10〜50名)の社長向けに、サポート終了(EOL)のリスクと、最小コストで入れ替えを進める方法を解説します。
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【2026年版】サポート終了(EOL)が迫っている主なネットワーク機器一覧
以下は、中小企業で特に導入数が多い機器のサポート終了スケジュールです。「うちの機器が入っていないか」を必ず確認してください。
FortiGate(UTM)のサポート終了スケジュール
| 機種名 | サポート終了日 | メーカー推奨の後継機 | 状況 |
|---|---|---|---|
| FortiGate 30E | 2026年7月 | FortiGate 40F → 50G | あと数ヶ月 |
| FortiGate 50E | 2026年11月 | FortiGate 60F → 50G | 年内終了 |
| FortiGate 60E | 2026年12月 | FortiGate 60F → 70G | 年内終了 |
| FortiGate 80E | 2026年8月 | FortiGate 80F | あと数ヶ月 |
| FortiGate 100E | 2026年8月 | FortiGate 100F | あと数ヶ月 |
FortiGateのEシリーズは、中小企業で最も多く導入されたモデルです。2026年中に軒並みサポートが終了するため、今年がリプレイスの山場になります。
YAMAHA(ルーター)の販売終了・後継機情報
| 機種名 | 状況 | 後継機 |
|---|---|---|
| RTX810 | 販売終了済み | RTX830 → RTX840 |
| RTX1210 | 現行品(ただし旧世代) | RTX1300 |
| NVR500 | 販売終了済み | NVR510 → NVR530 |
YAMAHAルーターは「壊れない」ことで有名ですが、それが逆に「10年以上前の機器をそのまま使い続ける」原因にもなっています。機器が動くことと、現在のSaaS・テレワーク環境に対応できることは別問題です。
サクサ(UTM)の旧モデル
サクサのSSシリーズ(SS3000・SS5000等)は、リース契約で導入されていることが多く、リース満了とサポート終了が重なるケースがあります。UTMのリース満了・再リースで損しない方法もあわせて確認してください。
サポート終了した機器を使い続けると何が起きるのか

リスク1:ウイルス定義が更新されなくなる
サポート終了後、メーカーからのセキュリティ更新(シグネチャ更新)が停止します。新種のランサムウェアやマルウェアが出ても、UTMは検知できません。
たとえるなら、防犯カメラの映像が5年前のまま止まっている状態。泥棒が変装しても、古い映像しか持っていないカメラは見分けられません。
リスク2:故障しても交換・修理ができない
サポート終了後は、メーカーの保守契約も終了します。機器が故障しても交換部品が提供されず、修理もしてもらえません。
UTMが止まると、オフィスのインターネットが完全に遮断されるケースもあります。「ある日突然ネットが使えなくなり、業務が全停止」というシナリオは、サポート切れの機器ではいつ起きてもおかしくありません。
リスク3:サイバー攻撃を受けた時の「言い訳」がなくなる
万が一、サポート切れの機器を使っている間にサイバー攻撃を受け、顧客情報が漏洩した場合。取引先や監督官庁に対して、「セキュリティ対策はしていました」とは言えません。
「サポートが切れていることを知りながら放置していた」と判断されれば、損害賠償や取引停止のリスクが一気に高まります。特に取引先からセキュリティチェックシートを求められている企業は、サポート切れの機器は致命的なマイナスポイントです。
リスク4:サイバー保険の対象外になる可能性
サイバー保険に加入していても、サポート終了済みの機器を使い続けている場合、保険金の支払いが拒否される可能性があります。保険会社は「合理的なセキュリティ対策を講じていること」を前提にしているため、サポート切れの機器の使用は「合理的」とは認められにくいです。
入れ替え(リプレイス)の費用目安と進め方

入れ替え費用の相場
10〜50名規模の中小企業が、サポート終了したUTMを最新モデルに入れ替える場合の費用目安:
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| UTM本体(ライセンス5年付き) | 15万〜40万円 |
| 設定・移行作業費 | 5万〜15万円 |
| 合計 | 20万〜55万円 |
ルーター(YAMAHA RTX830/RTX840)の入れ替えであれば、本体5万〜15万円+設定費3万〜10万円で、総額10万〜25万円程度です。
入れ替えのスケジュール感
- 現状確認(1日):機器の型番・設定内容・ネットワーク構成を確認
- 機種選定(1週間):自社の規模と用途に合った後継機を選ぶ
- 見積もり取得(1週間):2社以上から相見積もりを取る
- 導入・切替(1〜2週間):新機器の設定と旧機器からの移行
サポート終了の2ヶ月前には動き始めるのが理想です。終了日直前は駆け込み需要で機器の納期が遅れることがあります。
費用を抑える3つの方法
方法1:相見積もりを取る
既存の業者1社だけで決めない。業者によって2〜3割の価格差があります。見積もり適正診断(無料)で第三者チェックも可能です。
方法2:IT導入補助金を活用する
UTMはIT導入補助金(セキュリティ対策推進枠)の対象になるケースがあります。採択されれば最大1/2が補助されます。詳しくはIT導入補助金でUTMを半額導入する方法をご覧ください。
方法3:リースではなく一括購入を検討する
5〜7年のリース契約は金利手数料で総額が1.3〜1.5倍になります。資金に余裕があれば一括購入の方がトータルコストは安くなります。リースと購入の比較はUTMのリース満了・再リースで損しない方法で詳しく解説しています。
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後継機種の選び方|「同じメーカーの最新版」が正解とは限らない
サポート終了時、業者から「同じメーカーの後継機に入れ替えましょう」と提案されることがほとんどです。しかし、5年前と今では必要なスペックが全く違うため、メーカーの推奨後継機が自社に最適とは限りません。
確認すべきポイント3つ
ポイント1:UTMスループットは十分か
5年前はメールとWeb閲覧が中心だったオフィスも、今はkintone・freee・Teams・Zoomが常時稼働。通信量は5〜10倍に増えています。後継機のUTMスループットが自社の人数×10Mbps以上あるかを確認してください。
ポイント2:同時接続数は足りるか
SaaSを多用するオフィスでは、ルーターやUTMが処理するセッション数が飛躍的に増えています。5年前の基準で選ぶと、導入直後から「遅い」という症状が出ます。
ポイント3:本当にFortiGateの後継が最適か
FortiGateからFortiGateへの入れ替えが定番ですが、自社の規模や予算によっては他メーカーの方がコスパが良い場合もあります。特に10名以下の小規模事務所では、オーバースペックなFortiGateより安価で十分な機種があることも。メーカーに縛られず比較検討することをおすすめします。
サポート終了・EOLに関するよくある質問(FAQ)
Q. サポートが終了しても機器は使い続けられますか?
A. 機器自体は動き続けますが、セキュリティ更新が停止するため、新種のウイルスやランサムウェアを検知できなくなります。また、故障時のメーカー修理・交換もできなくなるため、実質的に「いつ止まってもおかしくない」状態です。
Q. FortiGate 60Eのサポート終了日はいつですか?
A. 2026年12月29日です。メーカー推奨の後継機はFortiGate 60Fですが、2026年時点ではさらに新しいFortiGate 70G世代も選択肢に入ります。
Q. YAMAHA RTX810はサポート終了していますか?
A. RTX810は既に販売終了しています。ファームウェアの更新も停止しているため、セキュリティ上のリスクがあります。後継機のRTX830、さらに最新のRTX840への入れ替えを推奨します。
Q. サポート終了した機器の入れ替え費用はいくらですか?
A. 10〜50名規模の中小企業であれば、UTMの入れ替えで総額20万〜55万円、ルーターの入れ替えで10万〜25万円が目安です。IT導入補助金を活用すれば最大1/2の補助が受けられるケースもあります。
Q. サポート終了の何ヶ月前に入れ替えを始めるべきですか?
A. 最低2ヶ月前、できれば3ヶ月前には動き始めてください。サポート終了が近い機種は駆け込み需要で納期が遅れることがあります。特にFortiGate Eシリーズは2026年中に一斉にサポート終了を迎えるため、早めの検討をおすすめします。
Q. 入れ替え時に設定は引き継げますか?
A. 同メーカーの後継機であれば、設定の移行(マイグレーション)ツールが用意されていることが多いです。ただし、メーカーが変わる場合やOSバージョンが大きく異なる場合は、設定の再構築が必要になります。設定移行の作業は専門業者に依頼することを推奨します。
まとめ:「まだ動いてるから」が一番危ない

サポート終了した機器を使い続ける会社の社長がよく言うセリフがあります。
「まだ動いてるから大丈夫でしょ」
これは、「車検が切れてるけど、まだ走れるから大丈夫」と言っているのと同じです。走れるのは事実ですが、事故を起こした時に保険がおりない。違法状態で運転している自覚がない。
UTMやルーターのサポート終了も同じです。動いていることと、守れていることは違う。守れていない状態で情報漏洩が起きた時のダメージは、入れ替え費用の何十倍にもなります。
まずは自社の機器の型番を確認するところから始めてください。型番さえ分かれば、あとは当サイトの入れ替え無料診断で、サポート状況・後継機種・費用の目安をすべてお伝えします。
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