VPNなしのテレワークは「鍵をかけない家」と同じ?RDPのポート開放を今すぐ閉じるべき理由

  • テレワーク用に「とりあえず」設定したリモート接続が、そのままになっている
  • VPNって言葉は聞いたことがあるけど、正直なにをしている仕組みか分からない
  • 社員が自宅から会社のPCに入れるなら、それで十分だと思っていた
  • ITのことは業者に任せていて、自分では設定内容を説明できない
  • もし情報漏えいが起きたら、取引先にどう説明するのか想像すると胃が痛い
  • 「ウチは小さい会社だから大丈夫」と、どこかで思っている自分がいる

正直に言います。 この状態、かなり危ないです。

しかも怖いのは、社長が何もしていなくても事故は勝手に起きること。 ある日突然、「不正アクセスされていました」「データが暗号化されています」という報告だけが上がってきます。

この記事では、VPNなしテレワークの危険性と、RDPのポート開放を今すぐ閉じるべき理由、そして社長が今日決めるべき具体的アクションを整理します。

目次

まず前提の整理:テレワークは「外から会社に入る行為」

自宅から会社PCに入る、という事実

テレワークという言葉、便利そうで響きはいいですよね。 でも実際にやっていることはシンプルで、会社の中に外部から直接入っているだけです。

つまり、会社の玄関を外に向けて開けている状態。

RDPは「遠隔操作の裏口」

RDPというのは、会社のPCを遠隔で操作するための仕組みです。 問題は、これをインターネットにそのまま公開している会社が多すぎること。

鍵をかけていない裏口を、24時間外にさらしているイメージです。

VPNがないと「誰が来ているか分からない」

VPNがない場合、 社員も攻撃者も、入口の見た目は同じです。

名簿チェックも、入館証もない。 これ、普通に考えて怖いですよね。

結論:テレワークは外部公開が前提。守りを入れないと事故は時間の問題です。

「ウチは狙われない」はもう通用しない

攻撃は人ではなく機械がやっている

よくある誤解ですが、 不正アクセスは「誰かがあなたの会社を狙っている」わけじゃありません。

世界中で自動スキャンが常に回っています。 開いているところを、機械的に探しているだけです。

RDPのポート開放はすぐ見つかる

RDPのポートを開けていると、 「ここ空いてますよ」とネット上に看板を出しているのと同じです。

あとはパスワード総当たり。 夜中でも休日でも関係ありません。

会社の規模は一切関係ない

実際の被害相談で多いのは、10〜30名規模の会社です。 理由は単純で、守りが弱いから。

注意:「狙われるか」ではなく「開いているか」で判断されます。

実際に起きている被害パターン

Confused businessman with stressed and worried about working mistake and problems.

勝手にログインされる

朝出社したら、 見覚えのない操作履歴が残っている。 マウスが勝手に動いた形跡がある。

珍しい話ではありません。

ランサムウェア感染

RDP経由で侵入され、 社内ファイルがすべて暗号化されるケース。

解除したければ金を払え、というあれです。

取引先データの漏えい

これが一番キツい。 自社だけの問題で済まなくなります。

結論:被害はITトラブルではなく、経営トラブルです。

VPNがあると何が変わるのか

Vpn concept on dark background

入口そのものが見えなくなる

VPNを入れると、 インターネット上から会社の入口が見えなくなります。

社員と攻撃者を分けられる

関係者だけが通れる専用通路を作るイメージです。

ログが残る

誰が、いつ、どこから入ったか。 これが追えるのは本当に大きいです。

コツ:VPNは便利ツールではなく、身元確認装置です。

RDP直開放とVPN運用の違い

項目RDP直開放VPN経由
外部から見えるか見える見えない
攻撃リスク非常に高い大幅に低下
ログ管理ほぼ不可可能
社長の説明責任かなり重い一定の防御説明が可能

結論:VPNは「守っていた証拠」を残すための仕組みでもあります。

社長が今日やるべき具体アクション

まず確認すべきポイント

  • RDPのポートをインターネットに直接開放していないか
  • VPNを使った接続になっているか
  • その設定を誰が把握しているか

分からなければ、そのまま聞く

IT用語を理解する必要はありません。 「今の接続方法、安全ですか?」 これを業者に聞いてください。

コツ:事故後に説明できるかどうかで判断すると失敗しません。

まとめ:明日からできる一歩

まずは今日、 RDPを直接開けていないか、VPNがあるかを確認してください。

それだけで、将来の胃痛が一つ減ります。

セキュリティは完璧を目指すものじゃありません。事故を起こさない最低ラインを超えることです。

この内容を社内向けのテレワーク接続ルールとして1枚にまとめておくと、今後の判断が一気に楽になります。

この記事を書いた人

大手OA機器会社出身のメンバーを中心に、中小企業のIT領域をトータルで支援。現場での導入・施工経験に基づき、UTMやWi-Fiなどのネットワーク機器の選び方を発信。現在も現場の最前線で、企業のITインフラ構築に携わっています。

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