テレワークのVPNが遅い・切れる!情シス不在の中小企業がやるべき3つの根本改善

「テレワーク中、会社のサーバーにVPNで繋ぐとファイルの保存に何分もかかる」
「Web会議中にVPNが途切れてしまい、仕事にならない」

このような「VPNの遅さ」に悩んでいませんか? ネットで改善策を調べると、「MTUの調整」や「プロトコルの変更」といった難しい専門用語ばかりが出てきて、情シス(IT担当者)がいない中小企業にとってはハードルが高すぎます。

結論から言うと、設定を少しイジった程度ではVPNの遅さは根本的に解決しません。 多くの場合、原因は「会社に置いているルーター(機器)が古くて処理しきれていないこと」にあります。

この記事では、ITの専門知識がない社長様・総務ご担当者様向けに、VPNが遅くなる本当の原因と、機器の入れ替えによる「根本的な改善策」をわかりやすく解説します。


目次

1. なぜVPNは遅いのか?分かりやすい3つの原因

なぜVPNは遅いのか?

VPN(仮想プライベートネットワーク)は、通信を「暗号化」して安全に届ける仕組みです。例えるなら、荷物を頑丈な金庫に入れて運ぶようなもの。安全な分、通常のネット接続よりも手間と時間がかかります。

中小企業でよくある「VPNが遅い原因」は以下の3つです。

① 会社に置いている「VPNルーター」が古く、パンクしている

これが最も多い原因です。数年前に導入したルーターに、テレワークで何人もの社員が同時に外からアクセスすると、ルーターの「暗号化する処理能力」が追いつかず、大渋滞を起こします。

② 会社のインターネット回線自体が細い

社員が外からアクセスしてくる「会社の入り口(回線)」が家庭用レベルの細い回線だと、データが通り抜けられず遅くなります。

③ ウイルス対策ソフトが邪魔をしている

パソコンに入っているセキュリティソフトが、VPNの通信を「怪しい通信ではないか?」といちいち検問しているため、速度が落ちているケースです。

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2. 今すぐできる「応急処置」(※ただし根本解決にはなりません)

まずは、今すぐ試せる応急処置を紹介します。

  • パソコンやルーターを再起動する(一時的にメモリが解放され、マシになることがあります)
  • 社内サーバーへのアクセスを、混雑する時間帯(朝9時や夕方)からズラす
  • 不要なアプリやブラウザのタブを閉じる

ネット上には「MTU設定を変更する」といった対策も書かれていますが、専門知識がないままネットワーク設定をいじると、社内ネットワーク全体が繋がらなくなる大事故に繋がる恐れがあるため、おすすめしません。


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3. 情シス不在の中小企業がやるべき「根本的な改善策」

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応急処置で直らない場合、根本的な環境の見直しが必要です。SaaS型の高額なクラウドVPNなどを契約しなくても、「会社にある箱モノ(機器)」を最新にするだけで劇的に改善するケースがほとんどです。

改善策①:最新の「VPN対応ルーター」に買い替える

数年前の機器と最新の機器では、暗号化を処理するスピード(CPU性能)が桁違いです。同時接続数に余裕のある法人向けのVPNルーターに買い替えるだけで、大渋滞が解消されます。

改善策②:「UTM(統合脅威管理)」を導入してVPN機能を使う

これから機器を買い替えるなら、単なるルーターではなく「UTM(FortiGateやSAXAなど)」の導入が圧倒的におすすめです。 UTMは「超高性能なルーター+強力なセキュリティ」が一体になった機器です。高速なVPN接続機能が標準でついているため、「テレワークの快適な速度」と「サイバー攻撃対策」を1台の箱モノで同時に実現できます。

[中小企業におすすめのUTMスペック比較データベースへ]


4.VPNの遅さに関する「よくある質問(FAQ)」

Q. VPNの速度を簡単に調べる方法はありますか?

A. 「Fast.com」などの無料スピードテストサイトで計測できます。VPNを「繋いでいない状態」と「繋いだ状態」の両方で計測してみてください。繋いだ時に極端に速度が落ちる場合は、会社にあるルーターの処理能力が限界を迎えている可能性が高いです。

Q. 会社で「家庭用(市販)のルーター」を使っていますが、それが原因ですか?

A. はい、その可能性が非常に高いです。家電量販店で買える家庭用ルーターは、複数人が外部から同時に暗号化通信(VPN)を行うことを想定して作られていません。同時接続に強い「法人向けルーター」や「UTM」への切り替えを強くおすすめします。

Q. UTMを導入すれば、必ずVPNの速度は速くなりますか?

A. 古い機器からの入れ替えであれば、劇的に改善するケースがほとんどです。ただし、「大元のインターネット回線自体が細すぎる」場合は、回線の見直しも必要になります。Security Choiceの「無料診断」をご利用いただければ、どちらに原因があるかをプロが特定いたします。

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5. 自社の原因が分からない?まずは「無料診断」をご利用ください

「うちのVPNが遅い原因はルーターのせい?回線のせい?それとも別の理由?」 情シスがいない会社で、これを自力で特定するのは不可能です。

Security Choiceでは、ネットワークのプロが御社の現状を調査する「ネットワーク・セキュリティ無料診断」を実施しています。

  • 「機器が古いだけなので、〇〇という機種に変えれば直ります」
  • 「回線を変える必要があります」

など、無理な押し売りはせず、客観的なデータに基づいて最適な「処方箋」をお出しします。見積もりのセカンドオピニオンも歓迎です。VPNのストレスから解放されたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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