犯人は誰だ?社内ネットを重くする「YouTube・私物スマホ」を特定して遮断する方法|中小企業の現場で本当に効いた話

正直に言います。
「ネットが遅いんです」って相談、もう何百回も聞きました。

メールが送れない、クラウドが開かない、Zoomが止まる。
でも回線会社に電話しても「異常なし」。
…この時点で、社長はちょっと嫌な予感しますよね。

もしかして、社内の誰かが重たいことしてる?
でも誰に聞けばいいか分からないし、犯人探しみたいで空気も悪くなる。
このモヤっとした感じ、すごく分かります。

  • 午前中だけ異様にネットが遅くなる
  • 月末・月初は特に止まりやすい
  • ZoomやTeamsがよく固まる
  • 若い社員が多いわけでもないのに遅い
  • 回線を変えたのに改善しない

この状態、放っておくとどうなるか。
生産性が落ちるのはもちろん、「仕事しづらい会社だな…」って不満が静かに溜まります。
最悪、業務停止レベルのトラブルに発展することも、実際ありました。

この記事では「社内ネットを重くしている本当の犯人を見つけて、角を立てずに止める」ことをゴールにします

目次

まず疑うべきは「回線」じゃなく「使い方」

なぜネットは突然遅くなるのか

多くの社長が最初に疑うのは「回線が弱いんじゃないか」という点です。これは自然です。でも実際の現場では、回線そのものより「誰が・何に使っているか」が原因なことがほとんどです。特に動画系は一気に通信を食います。

YouTubeを1人が見ているだけで、事務所全体が重くなることもあります。本人は軽い気持ちで流しているだけ、というのがまた厄介です。

本人に悪気はありません。「仕事の合間に少しだけ」のつもりです。

放置するとどうなるか

一番怖いのは、原因が分からないまま不満だけが増えることです。「また遅い」「今日もダメだ」という空気が日常になります。結果、社員はイライラし、社長は原因不明で胃が痛くなる。

しかも動画だけでなく、私物スマホのWi-Fi接続が重なっていると、さらに悪化します。

社長が誤解しやすいポイント

「うちはそんなに動画見る社員いないはず」と思いがちです。でもBGM代わり、勉強用、作業用…理由はいくらでもあります。悪意はない。でも結果として業務を圧迫します。

現場でよくある事例

10人規模の会社で、1人がYouTubeを流し、2人が私物スマホをWi-Fiにつないでいた。それだけでクラウド会計が固まりました。回線は問題なし。原因は“中”でした。

結論:回線変更の前に「社内の使い方」を見ないと、何も解決しません

犯人になりやすいのは「YouTube」と「私物スマホ」

YouTubeがなぜそんなに重いのか

動画は、文字やメールとは比べ物にならない通信量を使います。しかも自動で画質が上がるので、本人が気づかないうちにフルHDで再生されていることもあります。

社内全体の回線を、1人でゴクゴク飲んでいる状態です。

私物スマホ接続の落とし穴

「Wi-Fiあるから使っていいよ」と言ってしまっている会社、多いです。善意です。でもスマホは裏で常に通信します。写真の自動バックアップ、動画の自動再生、OS更新。

本人が触っていなくても、勝手に重くします。

放置するとどうなるか

気づかないうちに台数が増えます。最初は1人、次は2人。最終的に「常に遅い」状態が当たり前になります。

社長が誤解しやすい点

「スマホくらい大丈夫だろう」は完全に誤解です。むしろパソコンより厄介な場合もあります。

現場のリアル

ネットが遅い原因を調べたら、業務と無関係なタブレットが3台、私物スマホが5台つながっていた、というケースもありました。

注意:善意で許可したWi-Fiが、会社全体を止めることがあります

「誰が使ってるか」を見える化しないと始まらない

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見えないから疑心暗鬼になる

社長が一番つらいのは、「誰かのせいだろうな…」と思いながら、確証がない状態です。これ、精神的にかなり来ます。

なぜ見えないのか

普通のルーターでは、「何がつながっているか」は見えても、「何に使っているか」までは分かりません。

放置するとどうなるか

犯人探しが始まります。空気が悪くなり、余計に言い出しづらくなります。

社長が誤解しやすい点

「ITに詳しくないと無理」と思われがちですが、実は見るべきポイントはシンプルです。

現場での実例

ある会社では、見える化した瞬間に「これ、俺だわ…」と社員が自覚し、自然にやめました。責める必要はありませんでした。

コツ:人を疑う前に「数字と一覧」で見える化する

遮断は「禁止」より「仕組み」でやる

なぜ注意だけでは止まらないのか

「動画は禁止ね」と言っても、完全には止まりません。人は忘れますし、悪気もありません。

仕組みで止めるとは

特定の通信だけ遅くする、業務時間中だけ制限する。こういう設定が可能です。

放置するとどうなるか

注意→再発→注意…の無限ループになります。

社長が誤解しやすい点

「遮断=厳しい」と思われがちですが、実際は“会社を守るためのルール作り”です。

現場の話

制限を入れた途端、業務スピードが一気に改善し、「最近ネット速くない?」と言われた会社もあります。

結論:注意ではなく、仕組みで止める方が誰も傷つきません

「良いネット」と「危ないネット」の違い

状態社内ネット
業務優先クラウド・メールが安定
私物優先動画で業務が止まる
見える化あり原因がすぐ分かる
見えない不満だけが溜まる

じゃあ社長は明日、何をすればいいのか

いきなり機器を買わない

まずは現状把握です。誰が、何台、つながっているか。

社員を疑わない

「調子悪いから見てみよう」というスタンスで十分です。

第三者に見てもらう

社内で分からなければ、外に聞く。これが一番早いです。

小さく仕組みを入れる

全部遮断ではなく、まずは動画制限だけ、でも効果は出ます。

ネットが遅い会社は、仕事が遅い会社に見られます。守るのは回線じゃなく、会社の信用です

この記事を書いた人

大手OA機器会社出身のメンバーを中心に、中小企業のIT領域をトータルで支援。現場での導入・施工経験に基づき、UTMやWi-Fiなどのネットワーク機器の選び方を発信。現在も現場の最前線で、企業のITインフラ構築に携わっています。

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