「UTM入れた方がいいですよ」と言われて、見積もりを取ったらメーカー名が2つ並ぶ。
SonicWallとFortiGate。
ここで止まる社長、多いです。 正直、普通そうですよね。
「で、何が違うの?」「高い方が安全なの?」「安い方選んで、あとで事故ったら嫌なんだけど…」
このあたり、かなり胃が痛い話です。 なぜなら、UTMって導入した瞬間より導入後のほうがトラブルが起きやすいからです。
通信が遅い。 VPNがつながらない。 更新で突然不具合。 担当者が辞めて誰も設定を触れない。
機械そのものより、こういう“運用事故”の相談が本当に多いんです。
- 営業におすすめされたけど違いが分からない
- 価格差の理由が見えない
- 保守費用が妥当か不安
- 社内にIT担当がいない
- VPN利用者が増えている
- 導入後に放置されるのが怖い
この記事を読み終える頃には、自社がSonicWall向きなのかFortiGate向きなのか判断できる状態を目指します。
まず結論:性能比較より「誰が面倒を見るか」で決めた方が失敗しません

最初に結論です。 スペック表だけ見て選ぶと、かなり危険です。
社長が見るべきなのは、 「その機械を誰が設定して」 「誰がトラブル時に対応して」 「何年面倒見てくれるのか」 ここなんです。
高性能でも、トラブル時に販売会社と連絡がつかない。 これ、笑えないです。
UTMは買って終わりの商品ではない
コピー機みたいな感覚で買うと危険です。
導入後に必要なのは、 初期設定、更新、ログ確認、故障対応です。
特に中小企業は専任担当がいないので、 「詳しい社員がなんとなく担当」になりがちです。
その人が退職した瞬間、ブラックボックス化します。 現場で本当によくあります。
サポート窓口の質で被害額が変わる
ランサム被害やVPN障害は、 深夜や休日に起きることもあります。
その時に 「平日のみ対応です」 と言われるとかなり厳しいです。
機械比較より、販売会社の保守体制確認を先にやってください。
SonicWallの特徴|比較的シンプルで中小企業向き
管理画面が比較的わかりやすい
SonicWallは比較的シンプルと言われます。
もちろん簡単ではないですが、 「何を触ってるか分からない」 状態になりにくい印象です。
社内に詳しい人が少ない会社では、 この差が意外と大きいです。
価格が比較的抑えめ
小規模拠点なら導入費込みで 20万〜60万円前後で収まるケースがあります。
拠点数やVPN人数が少ない会社だと、 かなり現実的です。
向いている企業
- 社員10〜30名規模
- 1拠点中心
- VPN利用が少ない
- まず最低限守りたい
FortiGateの特徴|多機能で拡張性が高い

細かい制御が得意
FortiGateはかなり多機能です。
通信制御 VPN設定 拠点間接続 ログ分析
細かくやれる反面、 設定難易度は上がりやすいです。
複数拠点に強い
支店が多い会社はFortiGateを選ぶケースが増えます。
本社、支店、在宅勤務。 通信設計が複雑になるほど強みが出ます。
設定ミス時の被害も大きい
高機能ゆえに、 誤設定リスクもあります。
「全部遮断された」 「VPNが全社員切れた」 みたいな相談も珍しくありません。
導入コスト比較|安く見えて後から増える費用に注意
| 項目 | SonicWall | FortiGate |
|---|---|---|
| 初期費用 | 比較的安い | やや高い |
| 保守費用 | 中程度 | やや高い |
| 設定難易度 | 低め | 高め |
| 拡張性 | 普通 | 高い |
見積書のここを見てください
社長が見落としやすいのが保守費です。
本体だけ安くても、 年間保守で毎年数十万円かかるケースがあります。
しかも更新時に値上がりすることもあります。
設定費が異常に安い会社は少し注意
初期設定3万円。
一見安いですが、 設定項目を削っているケースもあります。
VPN設定別料金、 ログ設定別料金。 後から請求されることもあります。

こういう会社はSonicWall、こういう会社はFortiGate

SonicWall向き
- 拠点が少ない
- IT担当不在
- コスト重視
- 最低限の防御で良い
FortiGate向き
- 拠点が多い
- VPN利用が多い
- 細かい制御が必要
- 将来拡張予定がある
迷ったら「今」ではなく3年後の会社規模で考えると失敗しにくいです。

契約前に社長が必ず聞くべき質問
障害時は誰が対応するのか
販売会社なのか メーカーなのか 外注なのか。
ここ曖昧だと危険です。
何時まで対応してくれるのか
夜間停止した時、 翌営業日対応だと売上に直撃する会社もあります。
設定情報は自社に共有されるか
これかなり重要です。
販売会社だけが設定情報を持つ状態、 本当に危ないです。

まとめ|一番怖いのは“よく分からないまま契約すること”です

明日やることはシンプルです。
- 今のネット環境を整理する
- 拠点数を確認する
- VPN利用人数を確認する
- 保守範囲を確認する
- 設定資料の有無を確認する
UTM選びって、 機械選びに見えて、 実は「誰に任せるか選び」なんです。
ここを間違えると、 導入後に社長が一番困ります。
安さだけで決めて、数年後に泣く会社を本当に何社も見てきました。契約前の30分確認、絶対サボらないでください。
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