FortiGate 70G 完全レビュー|60Fからの入れ替え費用と60Eユーザーが今すぐ知るべき注意点【2026年版】

「FortiGate 60Fから70Gに入れ替えると言われたが、リース月額が2倍になった。これ、普通なの?」

当サイトにはこの相談が最も多く寄せられています。

結論から言います。60Fから70Gへの入れ替えで費用が2倍前後になるのは「異常ではない」。理由は2つあり、メーカーの部品高騰による値上げと、70Gのスペック自体が60Fより大幅に上がっていること。販売店全体で同じことが起きています。

ただし、「2倍になること」と「その見積もりが適正であること」は別の話です。業者によって2〜3割の価格差が出るため、適正価格を知らないまま契約すると数万〜十数万円損する可能性があります。

この記事では、FortiGate 70Gのスペック・価格・60F/60Eからの入れ替え費用を徹底レビューし、「今の見積もりが適正かどうか」を自分で判断できるようになることを目的に解説します。

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目次

FortiGate 70Gのスペック|60F・60Eと何が変わったか

FortiGate 70G
スクロールできます
項目FortiGate 60EFortiGate 60FFortiGate 70G
推奨人数〜15名〜25名〜30名
FWスループット3Gbps10Gbps14Gbps
NGFWスループット約250Mbps約1Gbps約3Gbps
脅威防御スループット約200Mbps約700Mbps約1.5Gbps
SSLインスペクション約175Mbps約400Mbps約1Gbps
IPsec VPN2Gbps6.5Gbps11Gbps
最大同時セッション400K700K1,500K(1.5M)
メモリ2GB2GB4GB
10G SFP+ポート××○(2ポート)
SP5チップ××
ファンレス×(ファンあり)
サポート終了2026/12/29未定(現行)長期サポート対象

数字で見る進化の大きさ

  • 60E → 70G:脅威防御スループットが約7.5倍(200Mbps → 1.5Gbps)
  • 60F → 70G:脅威防御スループットが約2.1倍(700Mbps → 1.5Gbps)
  • SSLインスペクション:60Fの2.5倍(400Mbps → 1Gbps)
  • 同時セッション数:60Fの2倍以上(700K → 1.5M)
  • メモリ:60Fの2倍(2GB → 4GB)

特に重要なのがメモリの4GB化です。Fortinetの公式情報によると、2GB RAMモデルではFortiOS 7.6系以降で一部機能に制限が入る可能性があります。今後のOS更新を考えると、4GBメモリの70Gを選んでおくのが安全です。

FortiGate 70Gの製品データベースページはこちらで確認できます。

70Gの唯一の注意点:ファンレスではない

60Eと60Fはファンレス(無音)設計でしたが、70Gはファン搭載です。つまり、動作中にファンの音がします。

サーバールームに設置するなら問題ありませんが、執務室のデスク横やカウンター裏に置いている場合は要注意。静かなオフィスでは「サー」というファン音が気になる可能性があります。

ファンレスを重視するなら:FortiGate 50G(ファンレス)を選ぶ手もあります。ただし、50Gの推奨人数は〜20名で、70Gの〜30名より対応範囲が狭くなります。50Gと70Gの選び分けは後述します。

FortiGate 70Gの価格と導入総額

本体価格

モデル実勢価格(税抜)
FortiGate 70G(本体のみ)約18万〜24万円
FortiGate 71G(Wi-Fi内蔵モデル)約22万〜28万円

注意:70Gの本体価格は60Fの約1.5倍です。「高くなった」と感じるのは当然ですが、SP5チップ搭載・メモリ倍増・10Gポート追加を考えれば、単純な値上げではなく性能向上分の価格です。

5年間の導入総額シミュレーション

20〜30名規模の中小企業がFortiGate 70Gを5年運用する場合:

項目費用
本体(FortiGate 70G)約21万円
ライセンス(UTPバンドル 5年)約26万円
設定・移行費約8万〜12万円
保守(センドバック 5年)約3万円
合計(5年運用総額)約58万〜62万円

月額換算:約9,700〜10,300円。

リース料金の相場

契約形態月額5年間の支払総額
5年リース(UTP+保守込み)約12,000〜18,000円約72万〜108万円
一括購入(参考)約58万〜62万円

リースの月額が2万円前後になっている見積もりは、やや高めです。一括購入の月額換算が約1万円なので、リースの月額が2万円だと金利手数料が100%近く乗っている計算。月額15,000円以下のリース見積もりを目指してください。

FortiGate全モデルの価格体系はFortiGateの価格相場と導入費用の全体像で解説しています。

FortiGate 60Fから70Gへの入れ替え|費用と手順

費用と手順

なぜ60Fから70Gに入れ替えるべきか

60Fはまだサポート終了していません。しかし、以下の理由で今のうちに70Gへの移行を推奨します。

  • メモリ2GB問題:FortiOS 7.6以降で2GBモデルの機能制限が進行中。将来的に60Fでは最新OSの全機能が使えなくなるリスク
  • SSLインスペクションの速度差:60Fの400Mbps → 70Gの1Gbps。暗号化通信のチェック速度が2.5倍に
  • SaaS・Web会議の増加:5年前と今ではオフィスの通信量が5〜10倍。60Fではセキュリティ全開時に速度不足が出始める
  • リース満了のタイミング:60Fを2021〜2022年に導入した場合、2026〜2027年にリース満了。追加費用なしで70Gに移行可能

60F → 70Gの入れ替え費用

項目費用目安
本体(FortiGate 70G)約21万円
ライセンス(UTP 5年)約26万円
設定移行費(config移行+検証)約8万〜12万円
旧機器の撤去0円〜3万円
合計約55万〜62万円

設定移行の注意点

60F(FortiOS 7.x)から70G(FortiOS 7.x)への移行は、configファイルのエクスポート/インポートで基本的に設定を引き継げます。ただし、以下の場合は再設定が必要です:

  • FortiOSのメジャーバージョンが異なる場合(例:6.x → 7.x)
  • SSL-VPN設定(70GではSSL-VPNが廃止方向。IPsec VPNへの移行を推奨)
  • インターフェース構成の違い(60Fと70Gでポート数・種類が異なる)

設定移行は専門業者に依頼してください。業者の乗り換えも同時に検討する場合はIT保守業者を変えたい|乗り換えの手順も参考にしてください。

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FortiGate 60Eから70Gへの入れ替え|2026年12月までに必ず実施

FortiGate 60Eのサポート終了日は2026年12月29日です。あと半年。

60Eを使い続けると何が起きるかはサポート終了した機器を使い続けるリスクで詳しく解説していますが、要約すると

  • セキュリティ定義の更新が停止 → 新種のウイルスを検知できない
  • 故障時のメーカー保守が受けられない
  • サイバー攻撃を受けた時に「対策していた」と言えなくなる

60E → 70Gの入れ替え費用

項目費用目安
本体(FortiGate 70G)約21万円
ライセンス(UTP 5年)約26万円
設定移行費(再構築が必要なケースが多い)約10万〜15万円
合計約57万〜62万円

60Eからの移行は60Fよりもやや高くなるケースがあります。理由は、60EのFortiOSバージョン(5.x/6.x)と70GのFortiOS(7.x)でメジャーバージョンが異なり、configファイルの直接移行ができない可能性があるためです。

重要:駆け込みは避ける。2026年12月が近づくとFortiGate 60Eの入れ替え需要が一気に集中し、機器の納期が遅れる可能性があります。今(夏〜秋)のうちに見積もりを取り、発注しておくことを強く推奨します。

FortiGate 50Gと70G、どっちを選ぶ?判断基準

どっちを選ぶ?判断基準

「うちは20名くらいだけど、50Gで十分?70Gにすべき?」

最も多い質問です。判断基準をまとめます。

スクロールできます
比較項目FortiGate 50GFortiGate 70G
推奨人数〜20名〜30名
脅威防御スループット約1Gbps約1.5Gbps
SSLインスペクション約750Mbps約1Gbps
最大同時セッション900K1,500K
メモリ4GB4GB
10G SFP+ポート×○(2ポート)
ファンレス○(無音)×(ファンあり)
本体実勢価格約12万〜16万円約18万〜24万円
5年導入総額約40万〜52万円約58万〜62万円

50Gを選ぶべきケース

  • 従業員20名以下
  • 10G回線の予定がない(1G回線で十分)
  • オフィスが静かでファンレスが必須
  • コストを最優先にしたい

70Gを選ぶべきケース

  • 従業員20〜30名、または将来的に増員予定
  • 10G回線を導入済み、または検討中
  • SSLインスペクションを本格的に運用したい
  • SaaS・Web会議を多用し、同時セッション数に余裕が欲しい
  • 60F/60Eの後継として、同クラス以上のスペックが必要

プロの結論:迷ったら70G。価格差は5年間で約10万〜18万円ですが、性能の余裕は3〜5年後に確実に効いてきます。「今は50Gで十分でも、3年後にSaaSが増えて処理能力が足りなくなった」というケースは避けたい。

FortiGate 70Gの見積もりで必ずチェックすべき5つのポイント

チェックすべき5つのポイント

チェック①:リース月額が20,000円を超えていないか

70Gの5年一括導入総額は約58万〜62万円。リースにすると金利手数料が乗りますが、月額15,000円以下が目安。月額20,000円超は金利が高すぎるか、不要なオプションが含まれている可能性があります。

チェック②:ライセンスの種類を確認する

中小企業はUTPバンドルで十分。Enterpriseバンドルを提案されたら「なぜ必要か」を説明させてください。

チェック③:保守の内容と費用を確認する

月額6,000円の保守が提案されている場合、5年間で36万円。本体価格と同額レベルです。センドバック保守(年額数万円)で十分なケースがほとんどなので、オンサイト保守が本当に必要か確認してください。

チェック④:設定移行費の内訳を確認する

「設定一式:15万円」ではなく、「config移行:5万円、VPN再設定:3万円、検証:2万円」のように内訳を確認。設定費は業者によって2倍の差が出ます。

チェック⑤:必ず相見積もりを取る

FortiGateはオープン価格のため、業者の仕入れルートによって2〜3割の差が出ます。1社だけの見積もりで決めず、最低2社から相見積もりを取ってください。

FortiGate 70Gに関するよくある質問(FAQ)

Q. FortiGate 70Gの価格はいくらですか?

A. 本体のみの実勢価格は約18万〜24万円です。UTPバンドル(5年約26万円)、設定費(8万〜12万円)、保守を含めた5年間の導入総額は約58万〜62万円が目安です。

Q. 60Fから70Gへの入れ替えで費用が2倍になるのは普通ですか?

A. 部品高騰による値上げとスペック向上(SP5チップ、4GBメモリ、10Gポート追加)により、60Fから70Gで費用が1.5〜2倍になるのは販売店全体で起きている現象です。ただし、「2倍」が適正かどうかは見積もりの内訳次第です。保守やライセンスで不要なオプションが含まれていないか確認してください。

Q. FortiGate 60Gというモデルはありますか?

A. ありません。60Eおよび60Fの後継は、利用規模に応じてFortiGate 50GまたはFortiGate 70Gが検討対象です。20名以下なら50G、20〜30名なら70Gが目安です。

Q. FortiGate 70Gはファンレスですか?

A. いいえ、ファン搭載です。60E・60Fはファンレスでしたが、70Gは処理性能向上に伴いファンが必要になりました。執務室に設置する場合はファン音が気になる可能性があります。ファンレスが必要なら50Gを検討してください。

Q. FortiGate 70Gと50G、どちらを選ぶべきですか?

A. 20名以下でファンレス重視・コスト重視なら50G。20〜30名、10G回線、SSLインスペクション本格運用なら70G。迷ったら70Gを推奨します。価格差は5年で約10万〜18万円ですが、性能の余裕は3〜5年後に効いてきます。

Q. FortiGate 60Eのサポートはいつ終了しますか?

A. 2026年12月29日です。あと半年で、セキュリティ更新が停止し新種のウイルスを検知できなくなります。12月直前は駆け込み需要で機器の納期が遅れる可能性があるため、夏〜秋のうちに見積もりを取り発注することを推奨します。

まとめ:70Gは「60Fの正統後継」。見積もりだけは必ず比較する

見積もりだけは必ず比較する

FortiGate 70Gは、60F/60Eの後継として中小企業の本命モデルです。SP5チップ、4GBメモリ、10Gポート、SSLインスペクション1Gbps。どれを取っても正統進化。

覚えておくべきことは3つ

  1. 60Fから費用が2倍前後になるのは「異常ではない」 → ただし見積もりの内訳は必ず確認する
  2. 60Eユーザーは2026年12月までに入れ替え必須 → 駆け込みを避け、夏〜秋に発注する
  3. リース月額15,000円以下が目安 → 20,000円超は金利か不要オプションを疑う
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