「うちは小さい会社だし、Wi-Fiなんて家と同じでいいでしょ」
正直、現場でこの一言を何度聞いたかわかりません。
でも、その感覚のまま進んだ先で、
・取引先から突然「セキュリティ大丈夫ですか?」と聞かれる
・メールが送れない、クラウドに繋がらない日が頻発する
・ある日突然、ネットが全部止まって業務が止まる
こんな未来が待っていることも、本当に何度も見てきました。
- 会社のWi-Fi、量販店で買ったまま何年もそのまま
- パスワード、最初に決めたまま誰も覚えていない
- 誰が何に繋いでいるか、正直わからない
- 来客や業者さんにも「とりあえず使っていいですよ」
- ネットが遅いのは「時間帯のせい」だと思っている
どれか一つでも「うちのことだ…」と思ったなら、今日の記事は他人事じゃありません。
家庭用Wi-Fiと仕事用Wi-Fiの決定的な違いを理解し、社長が最低限“ここだけは譲れない”ポイントを判断できる状態になること
家庭用Wi-Fiを会社で使うと、何が一番マズいのか

そもそも「想定している使われ方」が違う
家庭用Wi-Fiは、家族がスマホやテレビを使う前提で作られています。
一方、会社ではどうでしょう。パソコン、複合機、クラウド、会計ソフト、監視カメラ、業務用アプリ。繋がる機器の種類も数も、まったく別物です。
この前提の違いを無視すると、「動いてはいるけど、いつ壊れてもおかしくない」状態になります。
トラブルが起きたとき、原因が追えない
家庭用Wi-Fiは、何かあったときに「どこが悪いのか」を細かく見る機能がほぼありません。
結果、ネットが遅い・切れる原因が分からず、再起動を繰り返すしかなくなります。
社長が現場で「またか…」と胃が痛くなる瞬間、だいたいここです。
家庭用は「使えればOK」、仕事用は「原因を特定できるか」が前提から違います。
社長が一番誤解しやすい「セキュリティ」の話
パスワードがある=安全、ではない
よくある誤解ですが、「パスワードをかけているから大丈夫」と思われがちです。
でも、家庭用Wi-Fiの多くは、侵入を検知したり、怪しい通信を止めたりする機能がありません。
鍵はかかっているけど、誰が入ってきたか分からない家、という状態です。
一度侵入されたら、気づけない
実際の現場では、数か月間気づかないケースも珍しくありません。
情報が抜かれても、通信が遅くなるくらいで終わることも多いからです。
後から「いつから?」と聞かれて、誰も答えられない。この瞬間が一番つらいです。
通信が遅い=回線のせい、は半分ウソ

機器の処理能力が足りていない
家庭用Wi-Fiは、同時に大量の通信が起きる前提では作られていません。
社員が増えたり、クラウド利用が増えたりすると、機器が処理しきれなくなります。
その結果、「時間帯によって遅い」という謎現象が起きます。
業務が止まると、損失は想像以上
10分ネットが止まるだけで、見積、請求、連絡、全部止まります。
これが月に何度も起きると、社内の空気もピリついてきます。
「Wi-Fiのせいで仕事が進まない」空気、正直かなり危険です。
仕事用は「今だけでなく、2〜3年後の利用量」まで見越して選びます。
社外の人を繋げた瞬間に起きるリスク

来客・業者用と社内用が分けられていない
家庭用Wi-Fiでは、同じネットワークを全員が使うことが多いです。
つまり、外部の人が社内システムと同じ道を通る状態になります。
これ、社長が思っている以上に危ないです。
「ちょっとだけ」が積み重なる
現場では「今日だけ」「この人だけ」が積み重なります。
気づいたら、誰がいつ使ったか分からない状態になっていることも。
管理できない=守れない、です。
じゃあ、仕事用なら何が絶対に必要なのか
社長が最低限見るべき3つの機能
難しい用語は置いておいて、ポイントは3つだけです。
・誰が何に繋いでいるか分かる
・怪しい通信を止められる
・トラブル時に原因を確認できる
これが揃っていないものは、正直「会社向き」とは言えません。
| 項目 | 家庭用Wi-Fi | 仕事用Wi-Fi |
|---|---|---|
| 利用者の管理 | ほぼ不可 | 把握・制限できる |
| 不正通信の検知 | できない | 可能 |
| 原因調査 | 再起動頼み | ログで確認 |
社長が今日・明日やるべき現実的な一歩

まずは「今のWi-Fiの正体」を知る
型番、購入時期、設定を確認するだけで構いません。
分からなければ「分からない」が現状です。
そこから、仕事用として足りない点を整理します。
いきなり買い替えなくていい
まずは専門の無料診断やチェックを使って、現状把握。
その上で、必要なら段階的に考えれば十分です。
知らずに使い続けるのが、一番のリスクです。
「まだ大丈夫」は、だいたい一番遅い判断です。気づいた今が、動くタイミングです。

