「Neusoft(ニューソフト)のUTMを契約したんだけど、後から調べたらとんでもなく高い気がする…」
この不安を抱えてこの記事にたどり着いた方、まず冷静に読んでください。
先に重要なことを2つ伝えます。
1つ目:Neusoft自体は悪い製品ではありません。中国最大級のIT企業が開発した、まともなUTMです。セキュリティ機能も中小企業向けとしては十分な水準を備えています。
2つ目:ただし、一部の販売業者がNeusoftを「相場の3〜5倍」で販売しています。原価が安い製品を情報格差を利用して高額で売りつける――これは製品の問題ではなく、販売手法の問題です。
この記事では、NeusoftのUTMの「適正な価格」と、高額販売に引っかかってしまった場合の対処法を解説します。
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そもそもNeusoft(ニューソフト)とはどんな会社か

まずNeusoftについて正確に理解してください。ネット上では「Neusoftは怪しい」「中国製で危険」という声もありますが、事実は異なります。
Neusoftの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 東軟集団(Neusoft Corporation) |
| 設立 | 1991年(中国・東北大学発のIT企業) |
| 規模 | 中国最大級のソフトウェア企業。従業員約2万人 |
| 日本法人 | Neusoft Japan株式会社(東京・江東区) |
| セキュリティ事業歴 | 1996年開始(約30年) |
| 品質認証 | CMMI レベル5取得 |
| UTM製品 | NISGシリーズ(9000Std / 6000Std) |
Neusoftは「怪しい中小メーカー」ではありません。中国では大手IT企業で、日本法人もあり、セキュリティ事業も30年近い実績があります。
問題は「Neusoftを悪質業者が利用している」ことです。Neusoftの原価が安いため、情報格差を利用して高額販売しやすい。被害者が「Neusoft 評判」で検索するのは、Neusoftが悪いのではなく、売り方が悪い業者に当たったからです。
Neusoft UTMの製品ラインナップと適正価格【2026年版】
製品ラインナップ
| モデル | 推奨規模 | FWスループット | 特徴 | 状態 |
|---|---|---|---|---|
| NISG 9000Std | 〜30名 | 2.7Gbps | 最新モデル。NGFW+UTM。IPoE対応。Wi-Fiモジュール搭載可 | 現行・主力 |
| NISG 6000Std | 〜100名 | 4Gbps | 中規模向け。N3/N5/N7の3タイプ(同時VPN接続数が異なる) | 現行 |
| NISG 3000 | 〜15名 | ― | 旧モデル | 販売終了 |
| NISE 1000 | ― | ― | 端末管理+アンチウイルス(エンドポイント製品) | 現行 |
適正価格(これが「本来の相場」です)
| 購入形態 | NISG 9000Std | NISG 6000Std(N5) |
|---|---|---|
| 本体のみ(税抜) | 約10万〜18万円 | 約15万〜25万円 |
| ライセンス込み(5年) | 約25万〜38万円 | 約30万〜45万円 |
| リース月額(適正) | 月額6,000〜9,000円 | 月額8,000〜12,000円 |
| リース5年総額(適正) | 約36万〜54万円 | 約48万〜72万円 |
これが適正価格です。もし自分の契約金額がこの表の2倍以上(リース月額15,000円以上、現金で80万円以上)であれば、高額販売に該当する可能性が高いです。
Neusoft UTMの「高額販売」はなぜ起きるのか

高額販売の典型的なパターン
| 項目 | 適正な契約 | 高額販売の場合 |
|---|---|---|
| 本体+ライセンス | 約25万〜38万円 | 80万〜130万円以上 |
| 月額リース | 約6,000〜9,000円 | 15,000〜20,000円以上 |
| 分割回数 | 60回(5年) | 83回〜84回(7年) |
| 販売方法 | Web問い合わせ・紹介 | 飛び込み訪問営業 |
なぜNeusoftが高額販売に使われるのか
理由①:原価が安いため「利ざや」が大きい
Neusoftの卸価格はFortiGateやサクサより大幅に安いです。原価10万円の製品を130万円で売れば、1件あたりの利益が100万円以上。悪質業者にとっては「最も儲かる商材」です。
理由②:価格情報がネット上に少ない
FortiGateやサクサは価格記事が多く、検索すれば相場がすぐ分かります。しかしNeusoftは日本語の価格情報が極めて少ないため、「この見積もりが高いのか安いのか判断できない」状態が続いています。これが情報格差を利用した高額販売を可能にしています。
理由③:飛び込み営業で「即日契約」を迫る
「御社のセキュリティに問題がある」「今すぐ対策しないとウイルスに感染する」と不安を煽り、調べる時間を与えずにその場で契約させる。悪質業者の典型的な手口です。
Neusoft vs FortiGate|適正価格で比較するとどうなるか
Neusoftを適正価格で購入した場合のFortiGateとの比較です。
| 項目 | Neusoft NISG 9000Std(適正) | FortiGate 50G |
|---|---|---|
| 本体 | 約14万円 | 約14万円 |
| ライセンス(5年) | 約16万円 | 約23万円 |
| 設定費 | 約5万円 | 約8万円 |
| 保守 | 約3万円 | 約3万円 |
| 5年合計(適正) | 約38万円 | 約48万円 |
| 月額換算 | 約6,300円 | 約8,000円 |
適正価格で購入すれば、NeusoftはFortiGateより約10万円安い。コスパだけ見れば悪くない選択肢です。
セキュリティ機能の比較
| 機能 | Neusoft NISG 9000 | FortiGate 50G |
|---|---|---|
| ファイアウォール | ○ | ○ |
| IPS | ○ | ○ |
| アンチウイルス | ○ | ○ |
| URLフィルタリング | ○ | ○ |
| アンチスパム | ○ | ○ |
| VPN | ○ | ○ |
| SSLインスペクション | ○(対応) | ○(SP5で高速処理) |
| サンドボックス | × | ○ |
| Wi-Fi内蔵 | ○(オプション) | × |
| IPoE対応 | ○ | ○ |
| クラウド管理 | ○(nCloud) | ○(FortiCloud) |
セキュリティ機能は「ほぼ同等」です。唯一の大きな差はサンドボックス(未知の脅威検知)の有無。FortiGateはサンドボックスが標準搭載(UTPバンドル)ですが、Neusoftにはこの機能がありません。
ただし、中小企業の一般的な環境では、サンドボックスの有無でセキュリティリスクが劇的に変わるわけではありません。適正価格で購入したNeusoftは、コスパの良い選択肢と言えます。
適正価格との差額をお伝えし、高額契約の場合の対処法もご案内します。
※原則1営業日以内に、担当エンジニアよりご連絡します。
Neusoftを高額で契約してしまった場合の対処法
「適正価格を知って、自分が高額契約だと分かった」場合の対処法です。
対処法①:8日以内ならクーリングオフ
飛び込み営業(訪問販売)で契約した場合、契約書を受け取ってから8日以内であればクーリングオフが可能な場合があります。法人間取引でもクーリングオフが適用される場合がありますので、まず消費生活センター(188番)に相談してください。
対処法②:契約内容に不備がないか確認する
口頭での説明と契約書の内容に齟齬がある場合、消費者契約法に基づいて契約の取り消しを主張できる可能性があります。「セキュリティが万全になる」「回線速度が上がる」と説明されたのに実際は異なる場合などが該当します。
対処法③:契約期間終了後に適正価格で乗り換える
クーリングオフも契約取り消しも難しい場合は、分割払いの契約が終了した時点でFortiGate等に乗り換えてください。次回は必ず相見積もりを取り、飛び込み営業からは絶対に買わないことが重要です。
Neusoftを適正価格で導入するための3つの鉄則

鉄則①:飛び込み営業からは絶対に買わない
Neusoftの高額販売は、ほぼ全て飛び込み営業が起点です。「セキュリティ診断をさせてください」と訪問してきた業者から即日契約するのは絶対に避けてください。
鉄則②:必ずFortiGateとの比較見積もりを取る
Neusoftの適正価格は5年で約38万円、FortiGateは約48万円。差は10万円程度です。この差額以上の価格が提示されているなら、FortiGateに乗り換える方が合理的。比較見積もりを取ることで、適正価格が見えてきます。
鉄則③:リース月額10,000円以上なら疑う
NISG 9000Stdの適正なリース月額は6,000〜9,000円。10,000円を超えている場合は金利が過大か、不要なオプションが含まれている可能性があります。83回払い(7年リース)は論外。5年(60回)で契約してください。
Neusoftが合う会社、FortiGateにすべき会社
Neusoft(適正価格で)が合う会社
- UTM予算が30万円以下で、FortiGateが予算オーバー
- Wi-Fi内蔵モデルが欲しい(NISG 9000はWi-Fiモジュール搭載可能)
- IPoE対応が必要(v6プラス等の環境)
- nCloudによるクラウド管理を使いたい
FortiGateにすべき会社
- サンドボックスによる未知の脅威検知が必要
- 設定の自由度が高い機器を求めている
- 日本語の技術情報・設定事例が豊富な方が良い
- 長期的なサポートの安定性を重視する
- 取引先からセキュリティチェックシートを求められている(FortiGateの方が説明しやすい)
Neusoft(ニューソフト)UTMに関するよくある質問(FAQ)
Q. Neusoftは悪質なメーカーですか?
A. いいえ。Neusoft自体は中国最大級のIT企業で、30年近いセキュリティ事業の実績があります。製品として問題があるわけではありません。問題は、Neusoftの製品を情報格差を利用して相場の3〜5倍で販売する一部の悪質な販売業者です。
Q. Neusoft UTMの適正価格はいくらですか?
A. NISG 9000Stdの場合、ライセンス込み5年の導入総額で約25万〜38万円が適正です。リース月額は6,000〜9,000円。この金額を大幅に超えている場合、高額販売に該当する可能性があります。
Q. Neusoft UTMを130万円で契約しましたが、これは高いですか?
A. はい、高いです。NISG 9000Stdの適正な5年導入総額は約25万〜38万円なので、130万円は適正価格の約3.4〜5.2倍に相当します。同じ金額でFortiGateの上位モデルが導入できるレベルです。
Q. NeusoftとFortiGate、どちらが安いですか?
A. 適正価格で比較すると、Neusoftの方が約10万円安いです(5年でNeusoft約38万円 vs FortiGate約48万円)。ただし、サンドボックスの有無など機能差を考慮すると、10万円の差額を払ってFortiGateを選ぶ方が合理的なケースが多いです。
Q. 高額契約してしまった場合、解約できますか?
A. 飛び込み営業で契約した場合、8日以内であればクーリングオフが可能な場合があります。8日を過ぎた場合も、契約内容に不備がある場合は取り消しを主張できる可能性があります。まず消費生活センター(188番)に相談してください。
Q. Neusoftの「中国製」は安全ですか?
A. Neusoftは中国企業ですが、日本法人(Neusoft Japan)があり、日本市場向けにカスタマイズされた製品を提供しています。CMMI レベル5(最高レベル)を取得しており、品質管理体制は国際基準を満たしています。「中国製=危険」という判断は正確ではありません。
まとめ:Neusoftは「適正価格なら良い製品」。ただし高額販売に要注意

Neusoftの評判が悪く聞こえるのは、製品が悪いのではなく、売り方が悪い業者がいるからです。適正価格(5年で25万〜38万円)で購入すれば、中小企業向けとしてはコスパの良い選択肢です。
覚えておくべきことは3つ
- 適正価格はリース月額6,000〜9,000円、5年総額25万〜38万円 → これを大幅に超えていたら高額販売
- 飛び込み営業からは絶対に買わない → 即日契約を迫る業者は100%悪質
- FortiGateとの差は約10万円 → この差額でサンドボックス付きのFortiGateが買えるなら、FortiGateの方が合理的
他社様の見積もりをご提示いただければ、専門コンサルタントが適正価格・適正スペックか診断します。
※原則1営業日以内に、担当よりご連絡します。
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