Sophos(ソフォス)の価格相場と導入費用|XGS 107・XGS 116・XGS 126の実勢価格とリース料金の裏側

「Sophos(ソフォス)っていくらするの?」

IT業者から「ソフォスのファイアウォールを入れましょう」と提案されたけれど、価格の相場がさっぱり分からない。FortiGateと比べてどうなのか。そもそも「ソフォス」というメーカー自体をよく知らない。

Sophosはイギリス発のセキュリティ専業メーカーで、エンドポイント(Intercept X)とファイアウォール(XGS)の連携に強みを持っています。日本国内ではFortiGateほどの知名度はありませんが、セキュリティ業界では高い評価を受けています。

ただし、Sophosの価格情報は日本語で出回っていることが少なく、さらにライセンス体系が独特なため、見積もりを読み解くのが難しい。「高いのか安いのか判断できない」という声が多いのが実情です。

この記事では、中小企業(10〜50名)の経営者がSophosの見積もりを「自分の目で」チェックできるようになることを目的に、価格体系を徹底解説します。

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目次

まず知るべきこと:「Sophos XG」と「Sophos XGS」は別物

Sophosのファイアウォール製品で混乱しやすいのが、「XG」と「XGS」の違いです。

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シリーズ状態特徴
Sophos XG(旧世代)販売終了・サポート順次終了XG 86、XG 106等。現在は使い続けるのは非推奨
Sophos XGS Gen.1在庫限りXGS 87、107、116、126、136。Xstreamプロセッサ搭載
Sophos XGS Gen.2(最新)現行販売中XGS 88、108、118、128、138。Gen.1の後継

もし今お使いのSophosが「XG」シリーズ(XG 86、XG 106等)であれば、XGSシリーズへの入れ替えが必要です。サポートが終了すると、セキュリティ更新が停止し、新しいウイルスやランサムウェアを検知できなくなります。

2026年の新規導入であれば、最新のGen.2モデル(XGS 88/108/118/128/138)を推奨します。Gen.1モデルは在庫限りですが、在庫処分価格で安く出ているケースもあります。

Sophos XGS主要モデルの実勢価格一覧【2026年版】

Sophos XGS主要モデル
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モデル推奨人数本体の実勢価格FWスループットファンレス世代
XGS 87 / 87w〜5名約6万〜9万円3.5Gbps×Gen.1(在庫限り)
XGS 88 / 88w〜5名約7万〜10万円約4GbpsGen.2(最新)
XGS 107 / 107w〜15名約10万〜14万円7Gbps×Gen.1(在庫限り)
XGS 108 / 108w〜15名約11万〜15万円約8GbpsGen.2(最新)
XGS 116 / 116w〜25名約15万〜20万円9Gbps×Gen.1(在庫限り)
XGS 118 / 118w〜25名約16万〜22万円約10Gbps×Gen.2(最新)
XGS 126 / 126w〜40名約22万〜28万円13Gbps×Gen.1(在庫限り)
XGS 128 / 128w〜40名約24万〜30万円約14Gbps×Gen.2(最新)
XGS 136 / 136w〜50名約30万〜38万円16Gbps×Gen.1(在庫限り)
XGS 138〜50名約32万〜40万円約18Gbps×Gen.2(最新)

注意①:この価格は「本体のみ」です。ライセンスなしではセキュリティ機能が使えません。

注意②:「w」付きモデルはWi-Fi内蔵版です。本体価格が1〜3万円程度高くなります。

注意③:Gen.2モデル(XGS 88/108)はファンレス設計で無音。静かなオフィスに設置する場合はGen.2が有利です。

各モデルの詳細スペックはUTM製品データベースで確認できます。

Sophosのライセンス体系|「Xstream Protection」一択で分かりやすい

Sophosのライセンスは、他メーカーと比べて実はシンプルです。中小企業向けには基本的に「Xstream Protection」1つだけ理解すれば十分です。

主なライセンスパッケージ

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パッケージ名含まれる機能中小企業の必要度
Standard ProtectionIPS、アンチウイルス、Webフィルタリング、アプリ制御、VPN、基本サポート最低限これが必要
Xstream ProtectionStandard+ゼロデイ対策(サンドボックス)、SSLインスペクション強化、24/7サポート、Central管理中小企業はこれが推奨

中小企業はXstream Protectionを選んでください。FortiGateの「UTPバンドル」、SonicWallの「APSS」、WatchGuardの「TSS」に相当します。

ライセンス費用の目安(Xstream Protection)

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モデル3年5年
XGS 87 / 88約15万〜20万円約22万〜30万円
XGS 107 / 108約20万〜28万円約30万〜42万円
XGS 116 / 118約28万〜36万円約42万〜55万円
XGS 126 / 128約35万〜45万円約52万〜68万円
XGS 136 / 138約42万〜55万円約63万〜82万円

Sophosの注意点:5年契約の場合、「2年+3年」の2ラインに分けて発注する仕組みです。見積もりに2行書いてあっても二重請求ではないので、混乱しないようにしてください。

本体だけでは使えない。Sophosの「本当の導入総額」

導入総額のシミュレーション

10〜25名規模の中小企業がXGS 116を5年運用する場合:

項目費用
本体(XGS 116)約17万円
ライセンス(Xstream Protection 5年)約48万円
設定・導入費約8万円
保守(ライセンスに含む)0円
合計(5年運用総額)約73万円

月額換算:約12,200円。

Sophos vs FortiGate|同じ規模で費用を比較すると?

同じ規模で費用を比較すると?
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項目Sophos XGS 116FortiGate 50G
本体約17万円約14万円
ライセンス(5年)約48万円約23万円
設定・導入費約8万円約8万円
保守(5年)0円(ライセンス含む)約3万円
5年合計約73万円約48万円
月額換算約12,200円約8,000円

同じ20名規模で比較すると、Sophosの方が約25万円高い。差額のほとんどはライセンスコストです。今回比較した6メーカーの中で、Sophosは最もライセンスコストが高い部類に入ります。

Sophosの強み

  • Synchronized Security(同期セキュリティ):Sophos Intercept X(EDR)とファイアウォールが連携し、感染端末を自動隔離。他メーカーでは実現しにくい自動対応
  • SSLインスペクション対応(Xstream SSL):専用プロセッサでTLS 1.3のインスペクションも高速処理
  • ゼロデイ対策(サンドボックス):クラウドベースのサンドボックスで未知の脅威を検知
  • Sophos Central(クラウド管理):UTM・EDR・Wi-Fi・メールセキュリティを1つのダッシュボードで管理
  • MDR(Managed Detection and Response)との統合:Sophos純正のSOCサービスと連携し、24時間監視が可能
  • PoEポート搭載モデルあり:XGS 116以上のモデルでPoE給電に対応

Sophosの弱み

  • ライセンスコストが最も高い:5年間でFortiGateより約25万円高い
  • 日本国内のユーザー数が少ない:設定事例やトラブルシューティングの日本語情報が限られる
  • 国内の取扱業者が少ない:相見積もりが取りにくい
  • 5年契約が「2年+3年」に分割される:見積もりが分かりにくい

プロの結論:「Sophos Intercept X(EDR)と連携した自動隔離がどうしても欲しい」「MDRで24時間監視を導入したい」という明確な理由がなければ、コスパではFortiGateが圧倒的に優位です。ただし、Sophosの「Synchronized Security」はエンドポイントとの連携で最も完成度が高く、セキュリティの深さを追求するなら有力な選択肢です。

FortiGateの価格体系はFortiGateの価格相場と導入費用の全体像、他メーカーとの比較は中小企業向けUTMメーカー主要5社徹底比較をご覧ください。

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Sophosのリース料金と注意点

リース月額の相場(ライセンス込み)

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モデル5年リース月額5年間の支払総額
XGS 87/88(Xstream込み)約5,000〜8,000円約30万〜48万円
XGS 107/108(Xstream込み)約8,000〜12,000円約48万〜72万円
XGS 116/118(Xstream込み)約12,000〜16,000円約72万〜96万円
XGS 126/128(Xstream込み)約15,000〜20,000円約90万〜120万円

注意点

注意①:5年契約は「2年+3年」に分割される
Sophosの5年契約は、ライセンスを「2年」と「3年」の2ラインで発注する仕組みです。見積もりに2行書いてあっても重複ではないので、混乱しないでください。

注意②:XGシリーズ(旧世代)を提案されていないか確認
XG 86やXG 106は既に販売終了・サポート終了の旧世代です。これらを「安く入れられますよ」と提案されたら要注意。入れ替え時期をずらしているだけで、すぐにまた入れ替えが必要になります。

注意③:リース満了後の再リースはセキュリティが止まる
他メーカーと同様です。UTMのリース満了・再リースで損しない方法で詳しく解説しています。

Sophosの見積もりで必ずチェックすべき5つのポイント

チェック①:XGS Gen.1かGen.2か確認する

Gen.1(XGS 87/107/116等)は在庫限り。Gen.2(XGS 88/108/118等)が最新です。Gen.1を新品の価格で提案されていたら要注意。Gen.2のファンレスモデル(88/108)は静音性でも優れています。

チェック②:ライセンスの種類を確認する

Standard ProtectionかXstream Protectionか。中小企業はXstream Protection推奨。Standard Protectionだとサンドボックスやゼロデイ対策が含まれません。

チェック③:「2年+3年」の分割を理解する

5年契約の見積もりが2行に分かれていても重複ではありません。合算した金額が5年間のライセンス総額です。

チェック④:FortiGateとの比較見積もりを取る

Sophosを扱う業者はSophosしか提案しません。FortiGateとの比較見積もりを取り、5年間の総額で比較してください。同じ規模で約25万円の差が出ます。

チェック⑤:Intercept X(EDR)のセット提案に注意

Sophosの強みは「ファイアウォール+EDR」の連携ですが、EDR(Intercept X)は別料金です。「セットで入れましょう」と提案された場合、UTMとEDRの内訳を分解して確認してください。EDRが不要な場合もあります。

Sophos、結局どのモデルを選べばいい?

結局どのモデルを選べばいい?
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規模推奨モデル5年導入総額の目安FortiGateとの比較
5名以下XGS 88約35万〜45万円FortiGate 40F(約25〜35万円)の方がコスパ○
10〜15名XGS 108約50万〜60万円FortiGate 50G(約40〜55万円)の方がコスパ○
15〜25名XGS 118約65万〜80万円Synchronized Securityが必要ならSophosに優位性
25〜40名XGS 128約80万〜100万円同上
40〜50名XGS 138約100万〜120万円MDR連携が必要ならSophos

Sophos(ソフォス)の価格に関するよくある質問(FAQ)

Q. Sophos XGS 116の価格はいくらですか?

A. 本体のみの実勢価格は約15万〜20万円です。Xstream Protectionライセンス(5年で42万〜55万円)と設定費を含めた導入総額は約65万〜80万円が目安です。

Q. SophosとFortiGate、どちらが安いですか?

A. 同じ20名規模で5年運用した場合、FortiGate 50Gが約48万円に対し、Sophos XGS 116は約73万円で、FortiGateの方が約25万円安くなります。今回比較した主要6メーカーの中でSophosはライセンスコストが最も高い部類です。

Q. Sophos XGとXGSの違いは何ですか?

A. XGは旧世代で販売・サポート終了済み。XGSが現行の最新シリーズです。XGSにはXstreamフロープロセッサが搭載されており、SSLインスペクションの処理性能が大幅に向上しています。さらにXGS Gen.2(88/108/118等)はGen.1の後継で性能が向上しています。

Q. Sophosの「Synchronized Security」とは何ですか?

A. Sophosのファイアウォール(XGS)とエンドポイント(Intercept X)がリアルタイムで情報を共有し、感染端末を自動で隔離する機能です。例えば、社員のPCがマルウェアに感染した瞬間にファイアウォールがそのPCの通信を自動遮断します。他メーカーでは実現しにくいSophos独自の強みです。

Q. Sophosの5年契約が「2年+3年」に分かれているのはなぜですか?

A. Sophosのライセンス体系の仕様で、5年分を「2年ライン+3年ライン」に分けて発注する仕組みです。二重請求ではないので、見積もりの2行を合算した金額が5年間のライセンス総額です。

Q. Sophosのリース月額はいくらですか?

A. XGS 116(Xstream Protection込み)で月額12,000〜16,000円程度が一般的です。5年間の支払総額は72万〜96万円。FortiGateと比べるとかなり高めです。

まとめ:Sophosは「EDR連携」の最高峰。ただしコストは覚悟が必要

Sophos(ソフォス)の価格相場と導入費用

Sophosの最大の強みは、ファイアウォールとEDRの「Synchronized Security」による自動脅威対応です。感染端末の自動隔離は、情シスがいない中小企業にとって理想的な仕組みと言えます。

ただし、覚えておくべきことは3つ

  1. ライセンスコストが主要メーカーの中で最も高い → 5年間でFortiGateより約25万円高い
  2. Synchronized Securityの恩恵を受けるにはEDR(Intercept X)も別途必要 → ファイアウォール単体では強みが活きない
  3. XGシリーズ(旧世代)を提案されたら断る → 販売終了品を買わされないように注意

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