FortiGate 60Gは存在する?60Fの後継は50G・70Gどっち|迷ったときの選び方

「今使ってるFortiGate 60F、そろそろ入れ替えかな。後継はやっぱり60Gだよね?」
「調べても『FortiGate 60G』が出てこない…。まだ発売されてないの?出るまで待つべき?」

FortiGateの入れ替えを検討して「60F」の次を探したとき、多くの人が同じ壁にぶつかります。「60G」という製品がどこにも見当たらないのです。

先に、はっきり結論をお伝えします。「FortiGate 60G」というモデルは存在しません。Fortinetの最新世代(Gシリーズ)に、60Gという型番は用意されていないのです。ですので「60Gが出るのを待つ」という選択肢はありません。では60Fの後継は何かというと——会社の規模に応じて「50G」または「70G」に分かれます。この記事では、なぜ60Gが無いのか、そしてあなたの会社は50Gと70Gのどちらを選ぶべきかを、はっきりした基準でお伝えします。

「うちの60Fの後継、
50Gと70Gどっちが正解?」
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目次

なぜ「FortiGate 60G」は存在しないのか

なぜ「FortiGate 60G」は存在しないのか

FortiGateの世代は、型番の末尾のアルファベットで見分けます。今の中小企業で使われているのは主に「E」「F」「G」の3世代です。

  • Eシリーズ(60E など)=2世代前。順次サポート終了へ。
  • Fシリーズ(40F・60F・80F など)=1世代前。まだ現役だが後継が登場。
  • Gシリーズ(30G・50G・70G・90G・120G)=最新世代。最新チップ「SP5」搭載。

ここがポイントです。最新のGシリーズのラインナップは「30G・50G・70G・90G・120G」で、「60G」という番号は飛ばされています。Fortinetは世代交代のときに型番を1対1で引き継がず、ラインナップ自体を再編成しました。そのため「60Fの後継=60G」という単純な話にはならず、60Fが担っていた役割を、下は50G・上は70Gが分担して引き継いでいるのです。

同じことは60Eにも言えます。60Eの後継も60Gではなく、規模に応じて70Gなどが対象になります。詳しくはFortiGate Gシリーズ完全ガイドで世代全体の対応関係を解説しています。

60Fの後継は「50G」か「70G」。分かれ目はここ

では、あなたの会社の60Fの後継は50Gと70Gのどちらか。判断のために、60Fを基準に3機種を「全機能ON時の実効速度(脅威防御スループット)」で並べます。カタログの大きな数字ではなく、この数字が実際の使用時の本当の実力です。

スクロールできます
項目FortiGate 60F
(今お使いの機種)
FortiGate 50GFortiGate 70G
世代Fシリーズ
(1つ前)
Gシリーズ
(最新・SP5)
Gシリーズ
(最新・SP5)
脅威防御スループット700 Mbps1.1 Gbps1.3 Gbps
60F比の実力基準約1.6倍約1.9倍
同時セッション数70万72万150万
想定規模の目安SMB全般10〜20名25〜50名
10G SFP+ポートなしなし標準搭載

※Fortinet公式データシート/製品マトリクスの脅威防御スループット準拠。

50Gを選ぶべき会社

  • 従業員10〜20名で、当面この規模のまま
  • これまで60Fで性能に不満がなかった(むしろ余裕があった)
  • コストを抑えつつ、確実に最新世代の性能アップを得たい

この条件なら50Gで十分です。60Fの700Mbpsから1.1Gbpsへと実力が約1.6倍に上がり、最新チップで省電力・高性能になります。50Gの詳細はFortiGate 50G完全レビューをご覧ください。

70Gを選ぶべき会社

  • 従業員が25名以上、または今後増える見込み
  • 60Fで「セキュリティを有効にすると遅い」と感じたことがある
  • 10Gの光回線に切り替える予定がある(70Gは10Gポート標準搭載)

この条件なら70Gが安心です。同時セッション数が150万と60F・50Gの倍以上あり、人数増や重い通信にも余裕があります。70Gの詳細はFortiGate 70G完全レビューで確認できます。

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「60Gが出るまで待つ」のはNG。その理由

「60Gがそのうち出るなら、それまで今の60Fで粘ろう」と考える方もいますが、これはおすすめできません。理由は2つです。

  • 60Gが出る予定はない:前述の通り、Gシリーズは50G・70Gで60Fの役割をカバーする設計です。60Gの登場を待っても、いつまでも出ません。
  • 60Fにもいつか必ずサポート終了(EOL)が来る:Fシリーズは現役ですが、EシリーズがすでにEOLを迎え始めているように、FシリーズもいずれEOLになります。サポートが切れた機器はセキュリティ更新が止まり”ただの箱”になるため、危険です。

結論として、「60Gを待つ」ではなく「今、50Gか70Gを選ぶ」のが正解です。特に今の60Fで「クラウド(kintone・freee・Teams・Zoom等)を使うとセキュリティ有効時に重い」と感じているなら、最新世代への入れ替えメリットはすぐに体感できます。

入れ替え費用の目安と、損をしないための注意点

損をしないための注意点
Man holding warning sign.

60Fから50G/70Gへ入れ替える際は、本体価格だけでなく「5年導入総額」で考えることが重要です。50Gクラスなら、本体・ライセンス・設定・保守込みで5年総額の目安は25万〜35万円程度です。詳しい価格の全体像はFortiGateの価格相場と導入費用の全体像にまとめています。

入れ替え時に特に注意したいのは次の3点です。

  • 不要なグレードアップに注意:「どうせ替えるなら上位機種を」と70G以上を勧められても、10〜20名なら50Gで十分なことが多い。規模に合わない提案は総額を押し上げます。
  • ライセンスはUTPバンドルで十分:中小企業に上位のEnterpriseバンドルは通常不要です。
  • リースの総額と満了後を確認リースは総額が割高になりやすく、満了後の扱い次第でセキュリティが止まるリスクがあります。

FortiGate 60G・60F後継に関するよくある質問(FAQ)

Q. FortiGate 60Gは存在しますか?いつ発売されますか?

A. FortiGate 60Gというモデルは存在せず、発売予定もありません。最新のGシリーズは30G・50G・70G・90G・120Gというラインナップで、60Gの番号は用意されていません。60Fの後継を探している場合は、規模に応じて50Gまたは70Gが対象になります。

Q. FortiGate 60Fの後継機種はどれですか?

A. 会社の規模によって変わります。従業員10〜20名なら50G、25名以上または今後増える見込みなら70Gが目安です。60Fの脅威防御スループット700Mbpsに対し、50Gは1.1Gbps(約1.6倍)、70Gは1.3Gbps(約1.9倍)と、いずれも大きく性能が向上します。

Q. 60Gが出るまで今の60Fを使い続けても大丈夫ですか?

A. 60Gは登場しないため、待つ意味はありません。また60Fもいずれサポート終了(EOL)を迎え、その後はセキュリティ更新が止まり危険な状態になります。今の60Fで性能に不満がなければ急ぐ必要はありませんが、「60Gを待つ」という前提での先延ばしは避けるべきです。

Q. 60Fから50G・70Gへの入れ替え費用はいくらですか?

A. 50Gクラスの場合、本体・ライセンス・設定・保守を含めた5年導入総額の目安は約25万〜35万円です。70Gはこれより高くなります。本体価格だけでなく5年総額で比較し、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。

Q. どうせ替えるなら70G以上の上位機種にした方が良いですか?

A. 必ずしもそうとは限りません。10〜20名規模なら50Gで十分な性能があり、70G以上はオーバースペックで費用のムダになる場合があります。「今後大きく人が増える」「10G回線にする」など明確な理由があるときだけ上位機種を検討するのが賢明です。

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まとめ:60Gは無い。今すぐ50Gか70Gで判断を

「FortiGate 60G」が見つからないのは、そもそも存在しないからです。覚えておくべきことは3つです。

  • 60Gは存在せず、発売予定もない → 待つ選択肢はない。
  • 60Fの後継は規模で分岐 → 10〜20名なら50G、25名以上なら70G。
  • 本体価格でなく5年総額で、必ず相見積もりを → 「入れ替え」を口実にした過剰提案に注意。

50Gと70Gの詳しい比較はFortiGate 50G完全レビューFortiGate 70G完全レビュー、世代全体の選び方はFortiGate Gシリーズ完全ガイドをご覧ください。今お使いの60FのスペックはFortiGate 60Fの製品データベースでも確認できます。

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