ワイズ STEALTHONE(ステルスワン)の価格と評判|S902・S901・S900の違いとFortiGateとの比較

「業者から『STEALTHONE(ステルスワン)』というUTMを勧められた。聞き慣れないけど大丈夫?」
「今使っているS901が古いと言われた。S902に替えるべき?サイバー保険が付くって本当にお得?」

STEALTHONE(ステルスワン)は、株式会社ワイズが販売するUTM(統合脅威管理=会社のネットワークを守るセキュリティ機器)です。旧世代のS900から、現行の最新機S902まで複数の世代があり、レンタルサービスの形や、OA機器業者経由で中小企業に提案されることが多いのが特徴です。

ただ、FortiGateなどの大手と比べて情報が少なく、「提案されたけれど信用していいのか」「今の機種はもう古いのか」「価格が妥当なのか」が分からず不安を持つ方が少なくありません。

この記事では、STEALTHONEの世代ごとの違い・価格・実力を、機器を売る側ではなく“選ぶ側”の中立の目線で正直に整理します。その上で、世界シェアトップクラスのFortiGateと比べてどうなのかも解説します。「提案が妥当か」「今の機種を替えるべきか」を判断できる内容です。

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目次

STEALTHONEの世代の流れ|自分の機種がどこにあるか確認しよう

STEALTHONE

STEALTHONEはこれまで世代を重ねてきました。まず、自社の機種が「どの世代か」を確認してください。これが、替えるべきか使い続けるべきかの判断の出発点になります。

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世代型番位置づけ
旧世代S900 / S900 Wi-Fi / S950一つ前の世代。今も稼働中の会社が多い
後継S901(SOHO向け)/ S951(中規模向け)SSLメール検査に対応。販売終了(EOL)の世代
最新S902シリーズ(S902-S / S902-M など)現行の主力。トリプルエンジン・サイバー保険付帯
最新(特殊)S952S902世代。パソコンのセキュリティ管理機能も持つ

ポイントは、S900・S901・S951は、すでに世代交代が進んだ旧機種だということです。特にS901・S951は販売終了(EOL)の世代で、これらを長く使っている会社は、そろそろ入れ替えを考えるタイミングに来ています(詳しくは後述)。

これらのUTMは、OA機器業者や販売代理店を通じて、複合機や電話の営業のついでに提案されることが多いのも特徴です。OA機器業者経由の提案の注意点はこの記事、複合機との抱き合わせは複合機とUTMのセットリースの記事で解説しています。

最新モデル「S902シリーズ」のスペックと特徴

現行の主力であるS902シリーズは、実際にセキュリティ機能を有効にしたときの速度(実効スループット)をカタログに明記しています。この点は評価できます。

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項目S902-S(小規模)S902-M(中規模)
推奨ユーザー数3585
ファイアウォール800 Mbps980 Mbps
アンチウイルス(実効)722 Mbps986 Mbps
IPS(実効)524 Mbps802 Mbps
全機能ON時(AV+IPS+サンドストーム)455 Mbps713 Mbps
VPN137 Mbps293 Mbps
LANポートギガビット × 6

S902の特徴は「トリプルセキュリティエンジン」です。独自エンジン(Zyxel系)とClamAVを組み合わせ、BitdefenderやMcAfeeの技術も活用します。さらに、故障時に通信を迂回させるバイパス機能や、サイバー保険(最大100万円)の標準付帯も備えます。

UTMは全機能をONにして使うのが基本なので、一番下の「全機能ON時の実効速度」(S902-Sで455Mbps、S902-Mで713Mbps)が”実際に出る速度”の目安になります。S902シリーズの詳細はS902の製品データベースページで確認できます。パソコン側のセキュリティ管理機能も持つS952という派生モデルもあります。

【要注意】S901・S951を使っている会社は「入れ替え時期」です

ここが、今S901やS951を使っている会社にとって最も重要なポイントです。

S901・S951は、すでに販売終了(EOL)の世代です。これらを使い続けることには、次のようなリスクがあります。

  • アンチウイルスの実効速度が500Mbps:最新のS902(722Mbps〜)や他社の新型と比べて見劣りし、光回線を活かしきれない可能性
  • サポート終了のリスク:販売終了機種は、いずれセキュリティ更新や故障対応も終了する。更新が止まったUTMは、新しい脅威を防げない“ただの箱”になりかねない
  • 機器の経年劣化:導入から年数が経っていれば、故障のリスクも高まる

UTMのセキュリティ機器としての“旬”は約5年とされます。サポートが切れてから慌てるのではなく、計画的な入れ替えが安全です。サポート終了機器の具体的なリスクはその機器、サポート終了していませんか?で、買い替え時期の見極め方は「5年前のUTM」はもう限界?買い替えサインで詳しく解説しています。

今お使いの機種の詳細は、S901の製品データベースページS951の製品データベースページで確認できます。一つ前のS900世代を使っている場合は、さらに早めの検討をおすすめします。

ただし、入れ替え先を決める前に一つだけ。「同じSTEALTHONEの新型(S902)に替える」のが当然とは限りません。次の章で説明するとおり、世界標準のFortiGateを含めて比較することを強くおすすめします。

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STEALTHONEとFortiGate、中立に比較するとどうか

中立に比較するとどうか

STEALTHONEの最新機S902と、世界シェアトップクラスのFortiGateをフラットに比較します。入れ替えを考えるなら、この比較は必ず押さえてください。

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比較項目STEALTHONE S902FortiGate(40F/50G等)
全機能ON時の実効速度○ 455〜713Mbpsを明記◎ 脅威対策で500Mbps〜1.1Gbps・公開
世界シェア・実績△ 国内・限定的◎ 世界トップクラス
情報の多さ△ 少ない◎ 豊富
対応できる業者の数△ 限られる◎ 多い(乗り換えやすい)
特徴サイバー保険付帯・レンタル対応実効性能・拡張性・実績
価格の透明性△ レンタル・OA経由で見えにくい○ 相場情報がある

S902は実効速度を明記している点は誠実で、旧世代より性能も上がっています。ただし正直に言えば、「世界シェア」「情報の多さ」「対応業者の多さ」「価格の透明性」ではFortiGateに分があります。特に、全機能ON時の実効速度で見ると、S902-Sの455Mbpsに対し、FortiGateは小型の50Gでも脅威対策で1.1Gbpsと上回ります。「困ったときに対応できる業者が多い」「後から乗り換えやすい」ことも、中小企業には大きな安心です。

ちなみに、御社のDB上でもSTEALTHONEの対抗機種としてFortiGate 40F・60Fが挙げられています。FortiGateの価格相場はこの記事、小型機の比較はFortiGate 50Gと40Fの比較、機種の選び方はUTMメーカー主要5社徹底比較で解説しています。

「サイバー保険付き」の中身を正しく理解する

S902の「サイバー保険が標準付帯(最大100万円)」は、一見とても魅力的です。ただし、内容を正しく理解しておくことが大切です。

  • 保険はあくまで「事故後の補償」:感染や情報漏洩を「防ぐ」ものではなく、起きてしまった後の損害を一部カバーするもの
  • 補償には条件・上限がある:最大100万円という金額が、実際の被害額に足りるとは限らない。大きな情報漏洩事故では数百万〜数千万円かかることもある
  • 「保険が付くから安心」で機器を選ばない:本来大事なのは、そもそも事故を起こさない防御力(=UTM本体の性能)

サイバー保険は“おまけ”としては良いものですが、「保険が付くこと」を主な理由にUTMを選ぶのは本末転倒です。まず本体の防御性能と価格が妥当かを見極め、保険は付加価値として捉えるのが正しい順番です。

【注意点】「レンタル」は一見手軽だが、総額と縛りに注意

STEALTHONEはレンタルサービスの形で提案されることがあります。「初期費用を抑えて月額で使える」という手軽さは魅力ですが、注意点があります。

  • 総額が見えにくい:月額だけを見ていると、契約期間全体でいくら払うのか把握しづらい
  • 長く使うほど割高になりやすい:レンタルやリースは、長期になるほど買い取りより総額が膨らむことがある
  • 解約・契約期間の縛り:途中でやめにくい契約になっていないか要確認

「月額が安い」という理由だけで選ぶと、総額で損をすることがあります。この構造は「月額5,000円」の甘い罠や、UTMは「一括」か「リース」かで詳しく解説しています。レンタル・月額の提案を受けたら、「契約期間の総額はいくらか」を必ず確認してください。

STEALTHONEは、どんな会社なら選ぶ価値があるか

中立に見て、STEALTHONE(最新のS902)が選択肢になり得るのは、次のような場合です。

  • 信頼できる業者と長い付き合いがあり、その業者がSTEALTHONEをきちんとサポートできる
  • 初期費用をかけずレンタルで手軽に始めたい(ただし総額は必ず確認)
  • 提案価格が、FortiGate等の相場と比べて明らかに割高でないことを確認できた

逆に、「情報が少なくて不安」「レンタルの総額が分からない」「サイバー保険付きという理由だけで勧められている」「EOLのS901/S951から慌てて同じシリーズに替えようとしている」なら、契約前に一度立ち止まるべきです。世界標準のFortiGateを含めて比較すれば、より納得のいく判断ができます。マイナーメーカーが相場より高く売られるケースはこの記事や、Neusoft UTMの高額販売の見分け方でも解説しています。

STEALTHONEに関するよくある質問(FAQ)

Q. STEALTHONEの価格はいくらですか?

A. STEALTHONEはレンタルサービスやOA機器業者経由で提案されることが多く、価格が表に出にくいため明確な相場が分かりにくいのが実情です。月額のレンタル・リースで提案される場合、契約期間全体の総額が見えにくくなりがちです。提案を受けたら必ず総額と内訳を確認し、FortiGate等の相場と比較することをおすすめします。

Q. S901・S951はもう古いですか?替えるべきですか?

A. S901・S951はすでに販売終了(EOL)の世代です。アンチウイルス実効速度が500Mbpsで最新のS902(722Mbps〜)より見劣りし、いずれサポートも終了します。UTMの旬は約5年とされるため、長く使っている場合は計画的な入れ替えをおすすめします。その際は同シリーズの新型だけでなく、FortiGateを含めて比較すると納得のいく選択ができます。

Q. STEALTHONE S902とFortiGate、どちらがいいですか?

A. 中立に見ると、世界シェア・情報の多さ・対応業者の多さ・価格の透明性でFortiGateに分があります。全機能ON時の実効速度も、S902-Sの455MbpsよりFortiGate 50Gの1.1Gbpsが上回ります。STEALTHONEは信頼できる業者のサポートがあり価格が妥当な場合には選択肢になり得ますが、不安ならFortiGateを含めて比較検討することをおすすめします。

Q. S902の「サイバー保険付き」はお得ですか?

A. 付加価値としては良いものですが、保険は事故を防ぐものではなく、起きた後の損害を一部補償するものです。最大100万円という上限が実際の被害額に足りるとは限りません。「保険が付くから」を主な理由に選ぶのではなく、まず本体の防御性能と価格が妥当かを見極めることが大切です。

Q. S952は普通のS902と何が違いますか?

A. S952は、UTM機能に加えて、各パソコンのセキュリティソフト(ESETエンドポイントセキュリティ)を一括管理するサーバー機能を持つモデルです。ネットワークの入口対策とパソコン側の対策を1台にまとめられますが、それぞれ本来は別の役割のため、「まとまっているから」だけで選ぶと個々の性能や乗り換えの柔軟性で不利になることもあります。

Q. レンタルと購入、どちらがいいですか?

A. レンタルは初期費用を抑えられますが、長く使うほど総額が割高になりやすく、契約の縛りもあります。購入(一括やリース)と、契約期間全体の総額で比較することが大切です。自社のキャッシュフローや使用予定期間に合わせて判断してください。

まとめ:STEALTHONEは「世代」と「総額」を確認してから

STEALTHONEは「世代」と「総額」を確認してから

ワイズのSTEALTHONEについて、覚えておくべきことは3つです。

  • S900・S901・S951は旧世代(S901/S951はEOL) → 使い続けている会社は入れ替え検討を
  • 最新S902の全機能ON実効速度(455〜713Mbps)はFortiGateより控えめ → 入れ替え先は同シリーズだけでなくFortiGateも比較
  • サイバー保険は”おまけ”・レンタルは総額に注意 → 付帯サービスや月額の安さで選ばない

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